こんにちは!KEITAです。
みなさん「海外」でも「営業」をしたことはありますでしょうか。
僕は2年間中国の深センという所に住んでおりました。僕がいた頃はまだ地下鉄1号線と2号線しかなく、地下鉄建設は急ピッチで進んでいましたが車移動がメインでした。
中国にいる他の日本人は会社のお金でタクシーに乗り移動していましたが経費に上限があった為、私は夜の費用を捻出する為、いつもバスか電車で移動しておりました(笑)。
中国に渡った当初は深センの隣が香港で上司も香港人だったので「英語」だけでなんとかなるだろうと思っていました。
いざ、住んでみたら全く会話になりませんでした!
本当にびっくりするぐらい「意思」が伝わりませんでした。
住み始めた当初は「シエシエ」と「ニーハオ」ぐらいしか知らなかったので最初はバスに乗るのも大変でした。中国のバスは最初に行き先を伝えて、スイカみたいなカードで課金されるかまたは現金で支払います。なんて名前のバス停かもわかりませんし、言っても発音が悪過ぎて伝わらないですし、ホント苦労しました。
朝の通勤からアポイントの為の訪問から全てにエネルギーが必要で日本で働くのとはまた違った疲れが凄かったです。
ですが毎日そんなことをしているとさすがに慣れてきます。
なんでもそうだと思うのですがやってみたらなんとかなったということは多いです。
なぜか日本にいるとそういう当たりまえのことを忘れてしまうんですよね。
私が思うに日本にいると「こういうものだ」みたいな先入観や「常識」が先にきてしまい「行動」が抑制されていると思います。
あまりにも「意思」が伝わらない僕はさすがに考えました。このままではマズイなと!もはや「生活が不便」とか「生活を改善したい」というレベルの問題ではなく、「死活問題」と判断しました。
この状況を打破する為に僕が考えたのは中国語を覚える為に中国人の彼女を作らないといけないなと考えました。かなり浅はかな考えで誰もが至る思考だと思います(笑)。
日本語しか使えない状況で現地の彼女を作るには
①日本語が話せる中国人の彼女
または
②中国語しか話せない中国人の彼女
どちらが良いのだろうかと考えました。
営業をしている読者の皆さんはもうお分りだと思います。
僕は①と②両方を選択しました(笑)。
①はわかります。なぜなら、日本語で女の子を口説くことができるからです。
問題は②です。なにせ、言葉が通じないわけですからどうやって誘えば良いのか、なんて伝えれば良いのかなど電子辞書で使いたい言葉を毎日のように検索して、毎日夜の世界へ足早に出かける日々が続きました。それで、私が取った作戦はとりあえず出会った女の子は訪問先の企業であれ、健全な足つぼマッサージ屋のお姉さんであれ見境なくナンパして、一緒に食事に行けた女の子には「必死で想いを伝える」ということを行いました。
本当になんのひねりもなくて申し訳ないのですが上記のルーティンを繰り返すことで何を言っているかもわからない現地の彼女をゲットしました。
後からそこそこ中国語が上手になってきたので彼女に中国語で聞いてみました。
なんであの時、つたないレベルの中国語だったのに付き合ってって言った意味がわかったのか?
そしたら、細かい意味まではわからないけどなんとなく言いたいことはわかっているとのことでした。また、必死さがすごかったから良いかなと思ったとのことです。
ここで学んだのは「熱意=パッション」は「人に伝わる」ということです。
「言葉」を上手にまたは正確に使えば、祖語なく「意味」は伝えられます。
ですが、「言葉」や「意味」は正確に伝える為の「手段」に過ぎません。
「意味」が伝わらなくても、人は「パッションが伝わる」ことで「行動」や「意思決定」を大きく後押しするということです。
つまり、「人為的」に「パッション」を出せれば「成約」に繋がる確率は大幅に向上します。
重要なのは「熱意」です。この「熱意=パッション」をどのように「自在」に操れるようになるかで「伝えようとしている意思」が何倍も輝いて相手には映ります。
普通に考えれば意味が分からないのにまた何が良くて付き合ったのか僕自身よくわかりませんし、意思疎通できないのに付き合ったりしないだろうと考えます。
ですが、上記のような考えは全て先入観でそんなことで人は「選択」しないということです。
この実体験は色恋の1シーンでおそらく皆さんが扱っている商材の特性やBtoBの商材には「経済的合理性」など売りに普段営業されていらっしゃる方が多いと思うので全てに適用できるわけではないですがとりわけ、BtoCでは大きな効果を発揮してくれます。
特に商談をどのような流れで進めて行こうかと考えた際に「パッション」をどこで使うかは極めて重要な項目です。なぜなら、「合理性」を「非合理性」に変質させる要素を持っているからです。
なんだ、ただの「精神論」じゃないかと思う方もいらっしゃると思いますがそうではないです。あくまで、「商談の流れ」の中に「事前に準備された状態」で「パッションを組み込む」のです。そもそも、僕は体育会系のような精神論が嫌いです。いつも熱い状態では毎日普通に疲れるし、疲弊してしまいます(笑)。あくまで、「パッション」を出すのは商談の中のほんの「一瞬」です。この、ほんの「一瞬」が成約率を劇的に変化させます。
他の競合他社と比較されて競争している時には少しの価格差であれば全然逆転可能ですし、競合他社より先に顧客にアプローチできていれば他と比較されずに意思決定に至る可能性が高くなります。
商談時の多少のミスなんて気にならなくなりますよ。
是非参考にしてみて下さい。